北京五輪女子準決勝

アメリカの強さを実感した試合でした。日本は空回りもあったのか、前に急ぎする(狙いすぎる)パスが多く、それをとられてカウンター、またはそのパスがつながらずタッチアウトして相手ボールになるという場面が多々ありました。自滅した面もありますが、アメリカが強かったのが最大の要因でしょう。予選と違い、アメリカはパスとドリブルを織り交ぜながらサイドから中央からと多彩でダイナミックな攻めをしてきました。失点シーンは事故のようなモノもありましたが、それもアメリカの実力ととらえることが出来ます。
敗戦ではあったものの、見ていた私は清々しい気持ちでした。日本が最後まで自分達ができる事をしつづけていたからに他なりません。二点目が生まれたのも彼女達の強い気持ちが一因であったと思います。
金もしくは銀メダルの可能性はなくなりましたが、銅メダルの可能性はあります。出来れば3位になってほしいのですが、彼女達の試合が早く見たいだけというのが僕の正直な気持ちかもしれません。彼女達はこの大会において一番多い試合数をこなせる4チームの中に入ったのです。そのことに誇りと自信をもって、きっと三位決定戦でもすばらしい試合を見せてくれると思います。